HUASHENG PRECISION · 2026年9月17日更新
アルミ製ロボット筐体:組立を基準にしたDFM検討例
アルミ切削筐体について、相手部品との関係から検査項目までを整理する例です。顧客CAD、生産結果、検証済み耐荷重は使用していません。見積依頼前に確認する事項を示します。
工法と図面整理の検討例です。顧客の受注事例・完成品写真・検証結果ではありません。
条件を整理する確認表
表は横にスクロールできます。
| 接続する箇所 | 検討する質問 | 図面・注文で指定する内容 |
|---|---|---|
| 位置決め面と取付穴 | 組立時にどの面と形状で筐体を位置決めするか。 | 基準、穴位置の条件、相手部品の改訂。 |
| ふたと締結部 | 予定する組立順でふたを着脱できるか。 | すきま、締結仕様、工具が入る空間。 |
| コネクター開口 | 取り付け中を含め、プラグと配線が収まるか。 | コネクターの占有領域、向き、配線空間、端部条件。 |
| 仕上げ後の接合面 | 被膜がはめあいや電気的接触に影響するか。 | 完成状態の寸法とマスキング・接触領域。 |
1.位置決めと逃げを区別する
取付面と、実際に筐体を位置決めする形状から整理します。逃げ穴と位置決め穴は役割が異なります。相手部品の図面または簡易的な接続部モデルを添え、組立を左右する寸法を示してください。
2.組み上がった状態でアクセスを確認
コネクターはプラグを接続した状態、ねじは必要な工具を入れた状態で検討します。開いた本体では届く箇所も、ふたや隣接部品で隠れることがあります。保守を予定する筐体なら、取り外し時の空間も含めて確認します。
3.はめあいの合意前に仕上げを指定
合金と調質、表面処理、外観面、処理前後どちらの寸法を指定するかを明記します。マスキングや電気的接触が必要な領域も示してください。被膜と検査は注文条件で確認し、この例では共通の膜厚補正値を設定しません。
4.機能から検査項目を作る
取付面、穴配置、重要な接合部、合意した表面条件を検査項目として整理します。寸法の合否と、ロボット全体の構造・環境評価は区別します。未確定事項を記録し、組立条件が変われば図面も更新してください。
用途・相手部品図面の未確定事項素材・仕上げ検査と改訂