HUASHENG PRECISION · 2026年9月17日更新
医療開発部品のチタンと316L比較:材料規格を明確にする
開発部品では、指定するチタン材とステンレス材を用途、加工工程、必要資料に照らして比較します。「チタン」「316L」という名称だけでは購入仕様が確定せず、医療用途への適合も決まりません。
条件を整理する確認表
表は横にスクロールできます。
| 図面・依頼書での確認 | チタン材の候補 | 316L系ステンレス材の候補 |
|---|---|---|
| 購入する材料は何か | 合金、製品形状、供給状態、適用する材料規格を指定。 | 鋼種、製品形状、供給状態、材料規格を指定。一般の316L材が指定医療用合金と同等とは限らない。 |
| 必要な接続部はどこか | 相手材料、はめあい、ねじ、表面処理を定義。 | 同じ接続条件で代替候補を比較。 |
| どの環境にさらされるか | 洗浄、接触、温度、異種金属の接触部を整理。 | 同じ使用条件を確認。材料系統の名称だけで腐食や用途適合を判断しない。 |
| 何を合格とするか | 必要な材料資料と、完成状態での重要寸法を合意。 | 同じ合否条件で比較。材料証明と寸法検査は別の提出物。 |
異なる目的のグレードを混ぜない
ある用途向けのチタン規格と、一般在庫のステンレス材を、そのまま同条件として比較しないでください。最初に購入仕様をそろえます。指定材料が既に承認されている場合は、その仕様で見積り、代替案は別途承認用として示します。
検討例:繰り返し使う治具
手で扱い、洗浄する治具を想定し、質量、剛性、締結、表面条件を分けて整理します。許容する洗浄工程と、処理後に測定する箇所を指定します。これは検討項目の例で、特定機器に対する材料の推奨ではありません。
表面と後工程の条件を定義
相手部品との接触面、外観面、管理する表面条件を区別します。仕上げ、不動態化などが必要なら、適用条件と寸法の検査時点を指定してください。材料の見積に同じ後工程がすべて含まれるとは限りません。
完成機器としての評価を残す
FDAの説明では、生体適合性は製造と必要な滅菌を含め、使用条件に応じた完成機器として評価します。素材の証明書は資料の一部ですが、それだけで完成品が適合するとはいえません。
参照する一次資料
参考資料の掲載は、当社が認証・認定を受けていることを意味しません。指定グレードと適用条件を確認してください。