HUASHENG PRECISION · 2026年9月17日更新
CNC部品の材料比較:要求条件から整理するワークシート
ひとつの図面に対して材料候補を比較するためのシートです。変更できない条件を先に整理し、条件を満たす候補を比較します。材料の互換表ではなく、設計・購買・加工相談のための確認資料です。
条件を整理する確認表
表は横にスクロールできます。
| 要求条件 | 候補ごとに記録する内容 | 判断の区切り |
|---|---|---|
| 材料の特定 | 正確なグレード、調質・供給状態、強化材、素材形状。 | 必要な仕様や証明を用意できない候補を除く。 |
| 使用環境 | 温度範囲、荷重、接触する物質、時間。 | 資料で確認できない条件は設計側へ戻す。 |
| 相手部品との関係 | はめあい、締結、接触部、完成寸法。 | 代替に伴う設計変更を承認前に把握。 |
| 仕上げ・外観 | 被膜、色、模様、外観面、マスキング。 | 加工直後だけでなく完成状態で比較。 |
| 調達・価格 | 入手できる素材寸法、最低購入量、加工、必要資料。 | 同じ数量・図面改訂・提出範囲で比較。 |
比較例:形状が同じでも使用条件は違う
乾燥した室内で使う筐体と、繰り返し洗浄する評価用ハウジングでは、外形が同じでも材料の制約が異なります。前者は組立や外観、後者は指定された洗浄環境が追加の判断条件になり得ます。CADが似ていることだけで材料選定を流用しないでください。
判定を三つに分ける
各条件を「資料で確認済み」「未確認」「不適合」に分類し、根拠資料や図面改訂を記録します。未確認は合格ではありません。材料供給元、設計担当、加工検討担当のうち、回答できる担当へ確認事項を渡します。
比較するデータの条件をそろえる
メーカー資料はグレードと試験条件を残して使用します。強化材入りと無充填、異なる調質、異なる試験方法の数値を説明なしに並べると、誤った比較になります。下記の材料ガイドを使い、次に確認する項目を整理してください。
依頼文として使える項目
図面・改訂:__/数量:__/指定材料:__/代替候補:__/比較する理由:__/変更不可の条件:__/未確認事項:__/必要資料:__。条件の相違は別に記載してもらい、確認が済むまで代替材料を承認しないでください。